初対面のフランス人とは何を話せばいいの?
初対面のフランスの人と会話をする際
何を話せばいいのか分からなくて
会話が続かない…
上手く話せない…
なんてこと、ありますよね。
初対面の人に
話していいこと
良くないこと
があります。
フランスの人にとっては
デリケートな問題だったり
失礼にあたる内容だったら
会話を続けることすら
不可能になってしまうかも。
今回は
どんな内容が好ましいのか、
失礼に当たるのか、
紹介していきます!
話してはいけないこと
▲年齢をたずねる
日本では、
年上のひとには敬語を使うため
初対面で歳を尋ねることも
あると思います。
しかし、
フランスでは初めて会う人に
年齢を聞くことは
かなり失礼なこと。
大きく歳が離れてなさそうなら、
フランス語ではtutoyer (tuを使うこと)で
話しても大丈夫!
むしろ、vousを使ってしまうと
よそよそしく感じてしまうため
「この人、仲良くしたくないのかな」
と思われてしまうことも。
ですから、歳が近そうな人には
tuを使っていきましょう。
▲国籍・出身国をたずねる
フランスは
他の国からの移住者・移民が
とても多い国。
フランス人というと
真っ先に思い浮かべてしまうのが
典型的な白人の姿ですが、
実際のフランスは、
アラブ系、アフリカ系、アジア系など
さまざまな人種の人が暮らしています。
中には、大きくなってから
移住してきた人もいれば
フランス生まれ、
フランス育ちのひともいます。
ですから、
肌の色や髪の色で外国人だと
勝手に判断して、
「どこの国からきましたか?」
と聞くのは
すごく失礼なこと。
もし、外国にルーツがあるのであれば
仲良くなった時に教えてくれることも
あります。
それまでは、
国籍や出身国について
たずねないようにしましょう!
▲恋人がいるか・結婚しているかを聞く
恋人の有無
結婚をしているかどうか
子どもがいるかどうか
これも、初対面の人には
タブーです。
フランスでは
籍を入れずに結婚する
「パックス」という制度があり、
日本でいう事実婚のようなもの。
多くの人が、
このパックス制度を利用していて
パートナーと婚姻関係を
結んでいないこともあります。
また、恋人の有無も
すごくパーソナルな話なので
初対面での会話には適しません。
▲職業をたずねる
職業もフランスでは
デリケートな問題。
フランスは
日本よりも失業率が
高く、特に若年層(15〜24歳)の
失業率が21%もあります。
日本の20代前半の失業率4.2%
という数字と比べると
かなり高いということが分かりますね。
相手によって、仕事に関する話は
デリケートな問題であることも。
よって、避けたほうがいい話題と
されています。
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以上が、初対面で避けたほうが
いい話題でした。
日本では、初対面の時に
話す内容でしたよね。
こんなにタブーがあって…
「じゃあ、何を話せばいいの?」
となると思うので
次は、フランスではどんな話が
初対面の人との間で好ましいのか
を見ていきましょう!
ざっと大きく言えば…
お互いの好きなものについて
話せばいいのです!
例えば…
◎映画や音楽について
音楽や映画は多くの人が
好きなコンテンツだと
思います。
もし、お互い好きなものが
知らないアーティストや作品で
あっても
「ジャンル」という大きなくくりで
話してみましょう!
◎スポーツについて
スポーツはプレイするほうでも
観戦するだけの人でも大丈夫。
「今までどんなスポーツをやってきたの?」
「どのチームを応援してるの?」
などなど、
スポーツ好きの人同士であれば
この内容だけでも
かなり盛り上がると思います。
◎食べ物の話
美味しいものを食べたい!
という気持ちは
人類共通ではないでしょうか?
・好きな食べ物
・よく食べるもの
・今までに食べた中で1番美味しい料理
・自分で作るのか、作らないのか
などなど
作る〜食べるまで
いろいろな話題がありますね。
好きなお酒についての話でも
盛り上がりそうですね!
初対面の会話では
相手との「共通点」を探してみてください!
共通点が見つけられれば
その後も盛り上がりますね!
ひとしきり盛り上がって
打ち解けた後に
最初にあげた
初対面ではタブーの話に
移ることもあるので
「好きなものトーク」を
ひとまずゆっくり
雑談を楽しみましょう。