留学で学べる「価値観」というものについて
フランスで生活していた時、
多くのことを学びました.。
その中でも
一番自分の教訓になったことは
「ものを大切にすること」
日本では、
自分の家が欲しい時に、
新築の家を建てたり
綺麗なマンションを買うけれど
フランスでは、多くの人が
ずいぶん前に建てられた
古い家やアパルトマンに
住んでいます。
家のそこかしこに
歴史を感じられ、
家具も古くて歴史あるものが
似合います。
フランスにいく前の
私には、
「新しいもの=綺麗でいいもの」
であり、
古いものに対しては
すでに使われたものを表す
「中古」という言葉に含まれるような、
「使われてしまったあまり良くないもの」
「安くなってるから買うもの」
というイメージしかありませんでした。
そんな私が、
古くて質の良いものを、
大事に大事に受けついでいく
という価値観に出会ったことで
衝撃を受けたのは
想像に難くないでしょう。
私が滞在していた
ホストファミリーの家には
古くて素晴らしいものが
たくさんありました。
例えば、
キッチンの壁に
飾られている銅の鍋を
素敵だ、と私がいうと
「Mamie(おばあちゃん)から
受けついだものだよ」
とホストマザーが教えてくれました。
受け継がれたものや
今まで大切にされているものたちは、
その役割を全うしていることに
誇りを持っているように感じのです。
私の家には
先代から受けついだものは
ほとんどあらず、
少し寂しく思いましたが、
両親や祖父母から
大切なものを受けついだ際には
大切に使っていくことを決意しました。
留学の素晴らしいところは、
美術館へ行ったり、
郷土料理のように、旅行でも学べるような
文化だけではなく、
日本ではあまり触れられない
価値観を学べること。
よく、帰国した留学生から
「留学をするとその国の価値観や文化が学べる」
という言葉を聞きますが、
本当にその通り。
そして、
留学で学んだことによって、
それからの人生が大きく変わることも
あるのです。
ですから、
今の生活に少しでも違和感を感じていたり、
変わりたいと思っている人には
留学へぜひ行って欲しいです。
では、
Bon courage !