フランス、休日の公園。
フランスに暮らす人たちにとって
週末に欠かせないのが、
公園、すなわち « parc »
日本で公園というと、
遊具や砂場のある
こどもが遊ぶ場所、
というイメージが強いけれど、
フランスでは、
天気のいい休日には
公園で散歩して過ごします。
フランスへいった時、
ホストファミリーと
パリ日帰り旅行を計画中に
「午後には、公園に行こうね」
と言われてびっくり。
何も知らなかった当時、
「せっかくのパリなのに公園に行くの?」
と思いました。
パリといえば
美術館やパッサージュ、
雑貨屋や本屋、カフェ…
豪華なもの、おしゃれなものを
イメージしていたので
唖然としてしまいました。
ですが、実際に行ってみて
ようやくわかりました。
フランス人にとって
休みを満喫するのに公園は欠かせない存在。
公園のベンチや
芝生の上でランチを食べたり
ビーチベッドで昼寝をしたり
草花を愛でたり…
もしくは、
近所の人に出会い世間話をする
社交場でもあるのです!
私にとって
公園は大好きな場所になりました。
街中のおしゃれな家を眺めながら
石畳の道を散歩するのも素敵ですが、
足が疲れてしまいます。
そんな時に、公園へ入ると
溢れる目に優しいグリーンと
日本でも嗅いだことのある
懐かしい土のにおい。
フランス語ばかりの生活に疲れた心に
癒しをもたらしてくれます。
日本に帰ってきた今、
なかなか都会の街でないと
フランスの公園のような
憩いの場所がないのを
悲しく思ってしまうくらい
私は « parc »が大好きです。
今でも、お仕事で大都市に行った時は
必ず大きな公園にいく時間を作ります。
日本の多くの公園は、
ほとんどの遊具が撤去されてしまい
がらんとして寂しい。
もっと、フランスの « parc »のような
公園が増えたらいいなと
思っています。
Anne